第9章 烏野のエース
「旭さんッ!ナイスッ」
私が旭さんに向かってはいタッチを勧める
旭さんは、ちょっと控えぎみに返してくれる
旭「ありがとう。まお。ナイスレシーブだったな」
そうやって誉めてくれる
嬉しいですッ!!旭さんッ!
すると...
西谷「まおッ!?さっきのレシーブ、マジですごかったぞ!!コース完璧に読んでたよなっ!」
そういいながら、キラキラした目で見てくる
「なんか、のやさんに言われるとめっちゃ嬉しい...((ジーン」
私はそう言うとのやさんとはいタッチした
カッケエっすのやさん!!
そして3本目のサーブを打つために、また後ろに行く
「ふうー...」
何だかんだで3本連続か...
ピッ
笛の音
「......」
ボールを高く上げる
キュッキュッキュッ...
ドパアアン
すさまじい一撃
でも....
影山「ふんッ!」
「!? あいつッ!」
私の弟がレシーブする
マジかよッ!?
縁下「オーライッ!」
何故かWSの縁下がトスあげてる!?
待って!ポジションごちゃごちゃ...
すると...
縁下「月島ッ」
月島「....」
縁下が月島にトスを上げる
すると、めっちゃくちゃ高い打点
「!?」
強打か...!?
しかし、そのボールは...
フワッと飛んで....
ゆっくり地面に落ちた
「.....フェイント..........」
私は、両手を握り締めて呟いた
のやさんも「クッソー!」と言ってジタバタしている
「やっぱ嫌だなぁ~....フェイントで終わるのって」
私はそう言うと右手で顔の汗をぬぐった
フェイントエンドで私は、いい思い出がない
私が高校でバレーをやらなかったのも...まあ、カンケーしてるけど...
そして、私は、この時気づかなかった
影山「......ねえちゃん......」
この様子を見て私のことを心配してくれている素晴らしい弟が居ることを......