第2章 烏野に影山姉弟揃う時。
只今、9時47分頃
絶賛、職員室で説教中。
武「.....影山さんは、バカじゃないんです。ただ、国語力が乏しいだけで理数は大得意なんですよ?」
武ちゃんの説教は優しく語り掛けるような説教で、反論とか全然できない。
んで、心に響くような事ばっかり言ってくる。
「.......はい.......」
武「なので、苦手な事から逃げるんじゃなく挑戦してほしいんです。分かりますね?」
「はい......。」
武「なら、次からは寝ないように頑張って下さい!」
「はい。頑張ります!」
説教で、応援されたの初めてだ...!
流石武ちゃん!
「失礼しました。」
そして、職員室を後にするのであった。
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「はぁ~~!」
職員室から帰って来て、自分の机に倒れ込む。
違う先生だったら、この時に「マジウゼェ~!」とか言っていたんだが........
武ちゃんの説教の後はそれすら言うのがキツい。
縁下「お帰り~。で、どうだった?」
後ろでゆっくりしていた縁下に聞かれる。
「それがさー.....。説教の筈なのに応援されてさー.....。」
縁下「ハハッ、武ちゃんらしいな~」
時刻は9時50分頃__
私は、次の授業の準備を初めた。