第9章 烏野のエース
そんなこんなしていると、
ガララッ
体育館のドアが開く音がする
武「おつかれさまーっ」
すると、武ちゃんが入って来る
それに気付いた大地さん
大地「! 集合ーーッ!!」
「「「オース!!」」」
大地さんの掛け声でみんながドドドドドドと駆け出し、武ちゃんのまわりに集まる
待っていたかの様に武ちゃんが口を開く
武「皆、今年もやるんだよね!? GW合宿!!」
武ちゃんが問いかける様に言う
大地「ハイ、まだまだ練習が足りないですから」
あー、、、そう言えばもうそんな季節か!!
皆も、ザワザワしだす。
木下「合宿かー....」
「早いね~...ついこの間したばっかみたいな感じなのに...」
木下「確かにっ!」
隣にいた木下とそんな会話をしていると
武「それでね...GW合宿最終日練習試合組めました!!」
武ちゃんの一言で体育館に電流が流れるような感じがした
「頼もしい!!武ちゃん!?」
スガ「あ、相手は...!?」
みんなもいち早くその話を聞きたいのか、グイグイ話に食い付く
武「東京の古豪、『音駒高校』」
!?あの音駒!?
あんまり知らないけどっ!
スガ「音駒ってあの...ずーっと烏野と因縁のライバルだったって言う...?」
スガさんが解説をしてくれる。
有難い...
武「うん!確か通称____"ネコ"」
ネ...コ...?アレッ?あまり知らない筈なのに、この通称は知ってる...?
何でだろう....
田中たちが話してることは頭に入って来なかった
ただ、この違和感がなんなのか...
知らないのに、知ってる?
みたいな感じで、モヤモヤする。
あー...嫌な感じだ。
よっし、こんなことは忘れて、ただ、練習試合があるってことにしよう。
わたしは、自分にそう言い聞かした