第18章 5月5日 合宿4日目
午前中にもかかわらず暑い日差しの中、私はバスに乗ってある場所へと向かっていた
「ありがとうございました」
運転手「はーい」
バス代を入れて、バスを降りる
外に出ると、バスの中より少し暑い
私は紙を持って歩き出した
数分歩いたあと、目的の場所に着くと元気に挨拶をしながら中に入る
「おはようございます!烏野高校バレー部です。ユニフォームを受け取りに来ました」
店員「あら~、おはよう!烏野ね。ちょっと待っててちょうだい」
そう言って店員さんが奥へと消えていく
明日はごみ捨て場の決戦...それに向けて、今日ユニフォーム配るらしい
なので、クリーニングに出したユニフォームを受け取りに来ていた
潔子さんと話し合って、私が取りに行くことになったのだ
店員「はい、じゃあ、烏野高校バレー部ね」
「ありがとうございます!」
店員「重いけど大丈夫?」
店員さんが気にかけてくれる
「大丈夫ですよ!ありがとうございます。それでは失礼しますッ!」
店員「はーい。気をつけてね」
そう言って店を出ると、練習試合で同じチームになった内沢さんが宅配終わりなのか車から降りている所だった
「あ、内沢さん!おはようございます」
内沢「お、あの上手なマネちゃんじゃん!えーと...」
「まおです!お久しぶりです。」
内沢「だったね、ごめんごめん。それってユニフォーム?」
頭をかきながら謝ると、私の持ってる袋に気付いて"おッ"声をあげて問いかける
「はい。今日配るらしいので取りに来ました」
内沢「そうなんだ。でも、ここから合宿場って結構な距離だろ?それに、十何人分って重いぞ?」
内沢さんは心配そうに言った
「大丈夫ですよ!このくらいへーきです(笑)」
私はそう言って笑って見せた
それでも心配なのか、内沢さんは"うーん..."と唸って"ちょっと待っててくれ"と言って店の中に入って行った
「? はい」
私は返事をした