第13章 5月3日 合宿2日目
ご飯も食べ終わり、私たちは一旦部屋に戻ることになった
「ふぁあ、そういえば、2日後には音駒と試合か...」
あくびをしながら私は呟く
影山「守りが強くて勝てるってことは、セッターが策士なんだろうな」
「あー確かにそうかも、攻撃力をカバーする程の頭脳か...」
飛雄はそこまで言って"ゼッテー負けねー!"と一声
その声には何か固い意志が見えた
確かに、日向が烏野だってことをもう見抜いてたんだ、観察眼は凄い筈だ
それに...黒尾さん?は背も高かったし、多分MBだろう
考えれば考えるほど、面白そうなチームだ
楽しみだな!
そして、部屋について自分の場所を探すと...
「あら?私の場所は?」
今朝まで寝てた場所が消えている
え、え?
縁下「あ、まおの場所、俺と影山の間だから」
「お?おお...分かった...」
変わったらしい場所を見ると、私の荷物やら何やらが置いてあった
ここか....
私はいつものように布団にダイブした
「はああー疲れたー」
縁下「ははっ、まおは日向探しに行ったりしたもんな」
「うん...なんか、音駒の人に会ったんだよね」
縁下「は?嘘だろ?」
「アハハハー秘密(笑)」
そして、私はスマホを取り出した
当たり前のようにログインして、ボーナスをもらって
最近出てきたダンジョンに行く
フレンドはもう決まっている"林檎P"さんだ。
ランクも高くてモンスターはいつも新しいやつを使っている
それに、メールでやり取りしてるうちに同じ年だということも判明した
「はぁ、いつか会ってみたいな~"林檎P"さん」
そう呟くと、どこからか"嘘でしょ?"という声が聞こえた
「?」
声の方を見てみると、月島がスマホとにらめっこしている
私は興味本意で画面を覗いてみる
ツッキーはパズ○ラをしていた
「え!!ツッキーもコレやってんの!?」
月島「黙ってください。今考えてるんですから...」
そう言って月島はパズルを動かしていく
それは見事なコンボ数を重ね、ワンパンで敵をやっつけた
「おお、ツッキーもパズ○ラしてるんだ!」
月島「はい。まぁ....」
そのあと、
ほとんど私が一方的に言っているだけだったが2人で楽しくおしゃべりしたつもりだ