第13章 5月3日 合宿2日目
~夜20時頃~
「練習終わったーー」
影山「姉ちゃんはなんも動いてねーだろ」
「マネだった疲れるんです~」
そんな言い合いをしながら私達烏野高校排球部は合宿所まで着いた
着いた瞬間私達マネは夜ご飯の準備だ
(※小説版は関係無いものとします)
ご飯の準備も終わり、トイレに行こうと向かっていると、その方向にスガさんと日向が立っているのが見えた。私は思わず壁の影に隠れる
なんだろう?と思いながら様子を伺っていると、スガさんが何やら紙を日向に渡して何か言っている
日向「ハイ!いくらでもやります おれ!!どんなトスも打てるようになります!!」
いきなり日向が大きな声でそう言うと、2人は笑いあって、日向は食堂の方に走って行った
な、なんの話だったんだ?
そう思っていると...
スガ「おーい、まお?いつまで隠れてるつもりなんだ~?」
「あ、いつから気づいてました...?」
スガ「壁に隠れた時。」
「おおう....ほとんど最初じゃないですかー」
"あははー"とほざいていると、スガさんが真剣な顔で話だした
スガ「まお、俺たちには未来がない。だから、出来るだけ色々なことを教えて欲しいんだ!些細なことでも良い...ちょっとしたテクニックとかでも、"勝つ"為に....だから....」
そこまで言って頭を下げようとするスガさんを私は全力で止めた
「ま、まま、待って下さいよ!頭下げるなんて止めてください!"勝つ"為にわたしは全力でサポートします。そんなの当たり前じゃないですか!」
私は慌てながら答える
スガさんはびっくりしたように目を少し見開いて、そのあと、静かに微笑んでこう言った
スガ「あぁ、期待してる」
それを見て私は思わず顔を赤くした
いや、イケメン過ぎてるんですけど...
そして私も負けじと言い返す
「わ、私だってスガさんのこと期待してます!これからの試合でも、練習でも!」
すると、スガさんは"ニシシッ"と笑った
スガ「おお!期待していいべ!」
そして、2人で"アハハッ"と笑いあった
スガ「じゃ、食堂行くかー...ところで、夕飯で激辛麻婆豆腐って作れない?」
「いや、出来たとしても、スガさん以外食べれなじゃないですか!」
スガ「えぇ~」
食堂のドアが"バタンッ"と閉まる