第12章 5月2日 合宿初日
____INお風呂_____
私は一人で大きなお風呂に浸かっていた
なんか、凄く寂しいぞ...
潔子さんが居たらもっと楽しかったのかな?それか、1年生の子とか?
いや、潔子さんの裸なんて...きっと神々し過ぎて見れないな。いや、一緒のお風呂に浸かることさえ許されないよ。きっと...
そんなことを考えながら私はふと、最終日の音駒戦の事を思い出す
通常"ネコ"ねぇ...
何だっけ?なーんかで聞いたことある気がする....
私は一人で"うーんうーん"と悩む
東京の強豪でしょ?そっかー東京かぁ...
久しく行ってないなぁ
私が最後に東京に行ったのは、たしか、中学3年の時。ユースの強化選手に選ばれて、選手として行ったっきりだ
あの時はバレーばっかしてたなー
ユースの強化選手に選ばれた時は嬉しかったな
そういば、その時仲良くなった咲(さき)元気かな?
咲とは、ユースで仲良くなった東京の子で色々話した
思い出に浸っていると、あることを思い出す
「そうだ..."ネコ"だ....」
心のモヤモヤが消える感じがした
______ユースの練習中_______
休憩中、私は気になってる事を聞いた
「東京で強い高校っていったら、鼬山?」
咲「うーん。男子はね。他にも音駒とか?」
「ねこま?」
聞き慣れない高校名に戸惑う
咲「守備が強いんだ~。通常"ネコ"!」
「ネコ...? なんか凄いね」
咲「確かに...(笑)」
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「そっかー、そうゆうことだったのか...」
私は一人で納得して、大きなお風呂から上がる
そして、お風呂場を後にした
髪乾かすのめんでぃー...