第12章 5月2日　合宿初日

するとのやさんが、こんなことを言い出した。



西谷「そんなもんか〜？ じゃあ、まおは好きな人とかいるのか？」


は？


「私…？ 居ると思う？」

影山「…居たら怖い…」


ほら、弟から言われたよ？
まぁ、いないけど！


成田「え？居ないの？」

すると成田が、びっくりしたように言った


「え？居ないよー？」




木下「だってよー？」
縁下「…。」


居ないと答えると、木下が何か言っていた
…何が？

西谷「でも、まおって、縁下と一緒に居る事多いよな！！」

「そうかな？」

縁下「そんなこと無いよ！ほら、クラス一緒だし...」



月島「（ああー、なるほど。）」


何かに気付いた月島だが、
そんな事に気付くわけない私は話を続けた


「とりあえず、田中は好きな人とか居るの？」

田中「え？！」


テキトーに振ったら、
異常な程にビックリされたのでこっちまでビックリなんだけど...


西谷「龍は俺と一緒で、潔子さんをお守りするんだ!!」

「あ、へ～」

聞いた私がバカだった。





日向「あ、あの！この前、影山の推薦の話したじゃないですか...帰ってるとき....」

影山「あ"？」


ここで、日向がいい感じに話の話題を変えてくれた
推薦...？

あー、あの、白鳥沢とかのやつか...


「飛雄は推薦来なかったから、一般で受けて落ちたんだよね～」

影山「うっせー！///」


おきに召したようで、私の頭をガシッと掴んでｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｯｯっとされる

「痛い痛い痛い！！」

これがめっちゃ痛い
なんとか、縁下や田中のお助けで解放される

日向「そ、それで、のやさんとかまおさんは、推薦とか来てたのかな？と思って....」


あー...なるほどね...

私の名前が上がった瞬間、飛雄がピクッと反応した


影山「んなことどうd((「いいよ」　...！！」

とっさに話を変えようとしてくれた飛雄だが、別に隠す事もないし...


田中「な、なんか訳ありとかか？」

「いや～、別にそんなことないよ～？」


私は軽く返して、話を続けた