第11章 休みの日はお出掛けを...
「んあっ!?」
レシーブの構えをする前には、もうボールがバウンドしていた
速すぎるっ!
てか、2対2結構きついな~...
いい練習になる...
そして、及川さんと私VS岩泉先輩と飛雄の対決を1時間位した頃だった
影山「姉ちゃん...水ちょうだい...飲み終わった...」
水飲み休憩中、弟からのおねだり
「ええ~私だってこれ最後の一本なのに...」
影山「.....水.....」
「......」
影山「.....おい........」
しばしの沈黙
「あー!もーわかったよ~!あい!ちょっと飲んだけどいい?」
影山「パアアア! おう.......」
そして、一口だけ飲んだ水のペットボトルを飛雄に投げると、飛雄はそれをキャッチして蓋を開けて飲み始めた
あぁ...私の水よ.....
及川「えっ、そういうの普通なんだ!」
いきなりの及川さん登場にびっくりする
影山「何がですか?」
飛雄はなんのことやら...とハテナを浮かべている
及川「いや、いくら姉弟でも間接キスとか無しなのかな~って思ってて...ほら、歳も近いし...?」
「あぁ~」
まぁ、及川さんの言いたい気持ちを分からんでもない。でも、今更そんなのどうでも良いって感じなんだよな~
影山「? 普通じゃないんすか?」
及川「いや、そこまでは知らないけど...」
飛雄の質問に微妙に返している及川さん
「うーん..今更って感じなんであんま気にしてないですよ」
そういうと、"びっくりだね!岩ちゃん!"という声と、"あ"ぁ!?ウッセークソ川"というツッコミ(?)が聞こえた
及川「酷いっ!岩ちゃん!」
あっ、これも聞こえた