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第6章 in THE LIBRARY
「へー……なんか、嬉しい」
帳簿を見つめながらクスリと笑いながら彼はつぶやきました。
「……ねえ伏見サン、俺の話、していい?」
先ほどまでと違う、哀しみを帯びたような声で彼は言いました。
「……ええ」
「ごめんね。ちょっとその“憧れ”壊しちゃうかも」
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