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(R18) ドリップ・ポルノ (HQ)

第3章  ひとはその奇跡を運命と呼ぶ(松川一静)



「……ん、上手」



 なんとも甘やかに彼が言って、ご褒美とばかりに挿しこまれる舌。

 ──熱い、触れるだけのキスとは全然違う。深いところで繋がるキス。



 絡めとられることで自然と踊ってしまう舌が、彼のそれと相まって自身の口内を犯した。



 あがる息、心拍数。

 キスしてるときって、いつ息をすればいいんだろう。どうすればいいのか分からない。

 苦しい。
 息が、胸が。



「っは、ぁ、苦し、……んんっ」

 なのに、可笑しいほどきもちよくて。






「……ん、っ!」






 無意識に腰が跳ねた。



 新たな刺激が加えられたからだ。

 いつのまにか寛げられていた胸元に、彼の指先。

 少し乾燥した指腹に色付いたところをくるくると撫でられて、時折引っ掻くようにして中心を弄ばれる。

 煽られたそこがぷくりと膨れたことを確認した彼は、深いキスを解いて妖艶に笑んだ。



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