第3章 延長、お願いします。
さすがにちょっと(じゃないけど、ホントは)ショックを隠せなかったけど、俺が黙っちゃうとさ。ほら。芹奈だってどうしていいかわかんないでしょ。すげぇ気まずい空気になっちゃうから。それは俺もヤダし。せっかく楽しく飲んでたのにさ?
てことで
ゴメンナサイされた後、さすがに一度は灰になった。けど、俺はソッコーで復活した!『立つんだ、ジョー!』的にっ。
「…えっと。今日の俺の用事は、まあ…終わっちゃったワケなんだけど…」
「…」
うん。思いのほか、あっという間に…。
でもね。時間、まだ早いんだよね。まだ…十時前。ホラ。俺、この後のプランとか、いろいろ…ね?うん。考えてなかったわけじゃないっていうか。実はご飯もちょっと早めに時間設定してたっていうか…。
そりゃ俺だって、イロイロ考えてたんだよ!夢、膨らましてたんですよっ!!