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さくらいろのおと。
第2章 思いは揺れて、重なって。
暗い暗い闇の中、朝を告げるベルが鳴り響く。
音を止めるべく腕を伸ばすが一向に止められない。
重い瞼をゆっくりと開いて音のなっているスマホに目を向け画面に表示されていた時間をみて飛び上がる。
『遅刻じゃん!!!!!』
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