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さくらいろのおと。
第3章 嬉しい秘密
「スタジオに行くまでにはまだ時間があるなぁ…」
早く家を出たのはいいけど、待ち合わせの時間には早すぎたようで。
仕方なくスタジオから一番近くて人通りが少ない河原で第二の相棒でもあるギターを取り出して弦を弾く。
外だからあまり響かないけど、それでも相変わらずいい音がするこのギターは僕の中では1番だ。
調子に乗って気の向くまま弾いて歌う。
こうやって歌っているのが何よりも楽しいかもしれない。
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