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さくらいろのおと。

第2章 思いは揺れて、重なって。





真っ白な湯気に包まれた浴室で、温かいお湯に浸かって天井を見上げる。

こうしていると頭の中でいい音が生まれる事が多い気がするから、やっぱりお風呂の時間は忙しくない夜の方がいいのかな。


『んー、そらるさんならこんな感じもいいかもなぁ…』


もう何個目かも分からない即興メロディーの案を鼻歌で歌うと、ストンと胸の中に落ちる音がした。


『これ、かな…』


さて、この音に乗せる詩はどういうものにしようか。

方向性は決まってるから簡単かもしれない、なんて思ったりして。



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