第5章 越えたい壁!
なみside
「松本くん…
バイトを休んでいますぐ
ゆうちゃんに会いに行きたい…(涙)
いつから私はこんなダメダメな人間に
なっちゃったんだろう…?」
この日私はバイト終わり
松本くんに誘われ一緒にご飯を食べに来ていて
バイト先だろうが
食事中だろうが
結局私の悩みはゆうちゃん一色なのだ(笑)
松本「はぁ…ご飯中までゆうちゃんて……(笑)
大変ですね…?
一日中頭がゆうちゃんばっかりで(笑)」
「何言ってるんだか(笑)
全然大変なんかじゃないよ?
だってゆうちゃんのこと考えてる時
私幸せだもん!」
松本「はいはい…(笑)
そんなになみに想われて
ゆうちゃんは幸福者やなぁ?
ほんとその幸せ
少し分けてほしいぐらいやわ(笑)」
「本当にそう思う………?
私はゆうちゃんが大好きで…
今以上にもっともっと
ゆうちゃんのことが知りたい…
でも最近それがゆうちゃんの重荷に
なってるんじゃないかって
最近考えちゃうんだよね………
好きだからこそ
相手の重荷にはなりたくないわけで………」
松本「……お前はいつも考え過ぎやわ(笑)
どうみたってゆうちゃんは
お前にベタぼれやんか(笑)?」
たぶん重荷とかそういうんじゃなくて
お前を好きすぎるんやと思うで…?
好きになりすぎて相手を大切に想うとさ
逆に身動きとれなくなることも
あるやんか……?
こんなこと言ってる俺も
その類いやしな(笑)?
好きやから傷付いて欲しくないし…
幸せになってほしい…
お前がそこまてま鈍感じゃなかったら
俺ももう少しは楽なんやけどな(笑)?」
「…途中から
話がよく分からなくなったけど…
私ってそんなに鈍感…………?」
松本「そりゃもう
こっちが泣きたくなるほどの鈍感や(笑)」