第3章 溢れだす想い……

なみside

松本くんの突然の行動に

全く動くことが出来ず呆然

立ち尽くしていると…



横「お前…何してんねん……！！」



そんなゆうちゃんの声がして

松本くんが勢いよく地面に倒れる……




「…ゆう……ちゃん…………？」



そう震える声で名前を呼ぶと

ゆうちゃんは振り返って…



横「お前もやぞ……なみ？

いつもいつも無防備すぎんねん…！

安にだって…

こいつにだって…

簡単に触れさせて…

もう少し男ってもんを知れ…！」



そう言って私の腕を

痛いほどに握りしめる…



こんなに怒ってるゆうちゃんを

今まで見たことがなくて


なんだか怖くて震える体を

必死に抑えていると…



松本「なみを怒るんは違うでしょ……？」



そう言って松本くんは

ゆうちゃんを睨み付ける……




横「確かにな…

嫌がってるやつに無理矢理キスするとか…

お前が一番ありえへんわ………」