第3章 未来・・・
あと3ヶ月で結婚する
あと3ヶ月・・・
そう思いながら日々を過ごしてた
結婚式の準備もちょっとずつ始めた
ある日の会社の合同飲み会
この日も亮は、かなり酔ってた
上司の人もかなり飲んでるようやった
先輩「これやから男ってな・・・」
『ですよね・・・』
2人ともかなり飲んでたので、タクシーで送って行くことになった
先輩「そっち頼んどくな」
『は、はい!!』
仕方なく、亮をタクシーに乗せて家の近くまで行く
錦戸「・・・・・・」
胸が痛かった
亮の家まで来た
『着いたよ?』
錦戸「運転手さーん。はい。お釣りいらんから。」
『ちょ!あたし・・・』
あたしの腕を掴み一緒に降ろされた
錦戸「愛してる・・・」
壁に追い込まれキスした
何回も・・・何回も・・・
『ちょっと・・・亮・・・』
錦戸「やっと呼んだ。もう呼んでくれへんのやと思ってた」
『ごめん・・・』
錦戸「1回だけ・・・もうって呼ばんからさ・・・」
亮のことを忘れよう・・・
そう思って亮の部屋に行った
錦戸「・・・」
『なぁー・・・1個だけ聞かして・・・なんで・・・あの時・・・』
錦戸「あー・・・お前の事好き過ぎた。すぐめっちゃ会いたいって思って・・・やからいっそのこと別れてさ・・・また会えたらちゃんと気持ち伝えようって思ってん。アホやでな・・・ごめんな。」
『なんで言うてくれへんかったん?』
錦戸「そん時、めっちゃ恥ずかしいって思ってん。好きやからめっちゃ気になって、誰か他の男と喋ってるって思っただけでイヤになるし・・・ストーカーしそうやった(笑)」
『あたしも一緒のこと思ってたのに・・・』
錦戸「え!?」
『あたしも、亮のこと毎日考えて・・・会いたくて・・・会いたくて・・・でも・・・今は・・・』
錦戸「・・・」
亮に抱きしめられた
錦戸「結婚すんなよ。俺、頑張るから」
『ごめん・・・』
謝ることしか出来んかった
結局、亮の腕は、あたしから離れた
あたしは、何も言わんと家を出た