第2章 やる気スイッチ（茅ヶ崎至）

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カチッカチッ…

「っしゃー5キル！キタコレ！」

明日は会社休みだから、って至さんの部屋に招待されたけど至さんはずっとゲーム中。
全然構ってくれないし、ゲームは普段やらないから話題を振ることも出来ない。

から、次の公演の脚本を見直してイメージを膨らませる。


カチッ、カチッ、とコントローラーの音だけが響く。
構ってくれないのは寂しいけど、なんとなく心地いい。
至さんはというと、画面を見ながら一喜一憂している。

いつもの、かっちりキメてる至さんも好きだけど、ゲームをする時の前髪を上げてる至さんも可愛くて好きだな。

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