• テキストサイズ

【A3!】皆の監督さん!

第9章 君と乾杯。(有栖川誉)




「冬組の皆、本当にお疲れ様でした!」


カキン、とジョッキが当たる音が響く。

最初はどうなるだろうと思っていたけど、皆さんの頑張りがあってGOD座にも勝利して団員皆で打ち上げをした。

打ち上げが終わった後、紬さんがどうしても冬組だけでも打ち上げをやりたいと言い、冬組だけの打ち上げが始まった。


「すー…すー…」

「おや、密はもう寝ているのかい。まだビール一口しか飲んでないのに」

「ほーら、密くん。今日はいつもと違う、少しプレミアムなマシュマロだ…って痛い!指まで噛まないでくれ!」

「…アリスうるさい」


あの3人は相変わらずだなぁ、なんて思いながらあははと笑う。
ぎゃんぎゃんしてる誉さんを丞さんが止める。


「丞くん!離してくれたまえ!さっきのは流石に許せない!密くんのおでこに制裁を加える!」

「何わけ分からん事言ってんだ。静かにしろ」

「誉さん落ち着いて下さい、密くんはいつもの事ですから…」

「誉さん!ほら!飲みましょう!」


私がそう言うと、うっ、と誉さんが言葉に詰まってたけど着席してビールを飲み始める。

そんな様子を少しおかしいな、なんて思って見てたら東さんがクスクスと笑う姿が見えた。

/ 116ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp