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【A3!】皆の監督さん!

第8章 テンアゲうれピコ!(三好一成)




「……そして誰もいなくなった」

「夏組はみんな騒がしいからね〜、あ、カントクちゃん俺と2人で周ろうよ!」


なんて言われてクオリティの高い
美大の学園祭を見て周る。

展覧会みたい…

プロが作ったんじゃないかってくらい
完成度が高過ぎる。


「凄いっしょ?」

「うん…思った以上だよ!一成くんのもあるんだよね?」

「あるある〜!でもどれかは教えない!カントクちゃんに当ててほしいかな〜!」


いつも通り調子いい…
でも、私の勘が間違えじゃなければ、今日の一成くんは控えめな感じする。

もしかして…


「……私に見られるの、緊張してる?」

「わぁ!なんで分かったの!?さすがカントクちゃん!」

「女の勘は怖いんだぞ〜!」

「はは、いやー…彼女にはカッコいいモン見せたいっしょ?」


バチーン☆とウインクをプレゼントされる。
普段はお調子者だけど、学校からの課題は真剣にやるし、何より演技への情熱は天馬くんにも負けないと思う。

もしかしたら、彼氏贔屓かもしれないけど。

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