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【A3!】皆の監督さん!

第7章 お庭係(月岡紬)




でも近くに寄ってきて、パーカーを摘む。
なんでか少し顔が赤い気がする。
その瞬間、紬さんが口を開く。


「…今度、俺のパーカー来てください」

「…やっぱり、嫌でしたか?」

「カントク、優しいから、真澄くんの気持ちも汲み取ってあげたんですもんね。それは分かるんですけど、やっぱり少し悔しくて」


流石、冬組のリーダーと言うべきか。
それまでなんとも無さそうな雰囲気だったのに、その言葉を発する時だけはヤキモチを焼く男の子の様な。
そんな顔だった。


「いづみさん、今日の夜は空いてますか?」


なんの誘いかわかるくらい、大人になってしまった。
中庭で花を2人で見ながらそれが返事の如く、紬さんにキスをした。


end
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