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ひとしずく【気象系BL】
第41章 そらもよう
N side
まさか翔ちゃんに聞かれてたなんて。
どうしよう・・どうしよう。
ずっとずっと翔ちゃんへの気持ち隠して来たのに、こんな形でバレるなんて最悪だ。
下を向いたままでいると、翔ちゃんが優しく僕を抱き締めた。
「なぁ・・かず?俺達さ両想いなんだよな?」
『えっ?僕の片想いじゃないの?』
「ふふっ。俺はかずが好きだよ」
チュッ
2人の唇が優しく重なり合う。
「あっ!!風邪移る!!」
慌てて離れようとする翔ちゃんを今度は僕がギュッと抱き締めて、もう一度唇を重ねた。
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