第41章 そらもよう
「へっくしょん!!」
汗かいたからシャワー浴びるんだったって翔ちゃんは風呂場に駆け込んで行った。
翔ちゃん熱あったって言ってたよね。お風呂場で具合が悪くなったら大変だ!
急いで裸になってお風呂場に向かった。
『翔ちゃん!僕も一緒に入る!』
中に入ると翔ちゃんは驚いた顔で僕を見て来た。
「かずっ!?えっ?一緒に入るの!?」
そんなに慌てなくてもいいのに。
昔はよく一緒に入ってたんだし。
『はーいシャンプーしますよ。目瞑って下さいね』
僕がおどけて言うと素直に目を瞑った。
ワシャワシャ洗ってシャワーで流して、鏡越しに翔ちゃんの顔を見たら瞼を閉じてキスを待ってるみたいで。思わず・・。
チュッチュプ
翔ちゃんの唇、柔らかくて気持ちいい。
「かず!?あっえっと・・ダメだ・・こんなとこで」
何ブツブツ言ってるの?
あれ?急に前屈みになってどうしたの?