第11章 In Rome, as the Romans do.
肩をすくめて冷蔵庫のミネラルウォータ
ーを取ってくると、
ベッドでジャンプする知念がいた。
『おい。 …何してる?』
そう言って俺が持ってきたミネラルウォ
ーターを投げつけると
それを片手でキャッチするとフッと
笑うとベッドにあぐらをかいて座った。
『酔ってないって言ったでしょ?
まぁまぁ。そんな怖い顔しないで、座って
ください。』
笑って俺のベッドをポンポンとたたく。
大きなため息をはいて俺は
ベッドの端へと腰を下ろした。
『やっぱり、医者の息子は
何もかもが違いますよね~。 』
そう言うとまた部屋中を品定めを
するように眺めまわした。