第7章 I do not want to leave it

子供のように泣きじゃくる和也を
抱きしめたい衝動を必死に抑えて


俺はさっき出来上がった、新作の
チョコレートを和也のバックへと

こっそりしのばせた。




『…それじゃあ　　…な。

和也くん。』




ー



またいつか…



離れたくない…



離したくない…







俺は…





和也が大好きだ…






俺は…




元気でも

さようならの言葉さえも飲み込んで
家のドアをパタリと閉じた。







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