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とろけるチョコレート【気象系BL】

第3章 Wrap up the chocolate.


【和也side】




差し入れでまたAnjuのチョコレート
を食べて、また頭の中はあのお兄さんの
事ばかりになってしまっていた。




そんなある日、早く起きてAnjuへと
行く決意をして行くと

ちょうどcloseの札をかけて彼が入って行
くところで、思わず俺はこっそりと中へ
と入って行ってしまった。



しばらく全く気がつく様子もなく 
作っていたケーキも出来上がった。





****



『実は、今日は俺の弟の命日なんだ…



それで、これは弟の為のケーキ。』




そう言って潤さんは、弟さんが書いた
絵を俺に見せてくれる。






『結局は、自分で食べることだし』




つぶやくように言って潤さんは自宅
へと招いてくれた。




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