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とろけるチョコレート【気象系BL】

第18章 魔法が溶ける前に


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和『お疲れさまです~。 あ、ありがとう、 嬉しいよありがとう。』


朝の朝礼の後、上司に無言で渡された紙袋をなるほどと思いながら広げて次々と貰うチョコレートを中に詰め込んでいく。



竜『和也さ~んっ。 お疲れさまですっ。はい、頼まれてたブツ持ってきやした。』


会社のロビーまで出たところに走りよってきたのは翔さんの新しい恋人の竜也だ。



和『バカか。んな、でかい声で変な言い方すんな。

……まぁサンキューな、目立つから早く車乗れ。』



そう言って竜也を小突いて、黒のマスクにスタジャンといかにもな出で立ちの竜也をみてまた騒ぎ始めた回りの女子たちをまくように二人で、車に乗りこんだ。



竜『ってか、こんなスーパーじゃ売ってないようなチョコレートじゃないとダメなんすか?

なんか、和也さんならこの大量のもらったチョコ溶かして作ったりとか……』



和『バカか。 相手誰だと思ってんだよ。

超一流ショコラティエだぞ。 ……まぁこんなの使っても手作りなんて申し訳ないくらいだけどな…。


喜んでくれるのかな………ってさ。』




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