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Tomorrow Never Knows【A3!】

第1章 .始まりの舞台


「ここ、どこ…」

みなさんこんにちははじめまして。

成瀬いづみ18歳、只今絶賛迷子中。



「ビロード…ウェイ?」

取り敢えず近くに刺さっていた看板の文字を読む。

今はね、コンピュータ社会だから!迷子なんて自分の位置情報が分かればちゃちゃっとぱぱっとなんとかなるもんなんですよ!

(スマホスマホ…)

「…ない」

まさかの展開流石に焦る

(…このまま孤独死とかするんかな、ああ、我ながらショボい人生だった)

人間窮地に陥ると何を考え出すか分からない。流石



「『やあ!僕は劇団MANKAIカンパニーの支配人だよ。これから路上オーディションを始めるんだ。』」

(え、なになに)

少し遠くから聞こえた声にびっくり仰天栗きんとん

なぜだか路上でオーディションをするらしい。





(あ、後ろに駅が)

ナイスですMANZAIカンパニーの支配人さん。一体全体何の漫才をするのか分かりませんが、私はここでおいとまさせてもらいやす。









(・・・そういえば電車乗れんかった)

勢いよく駅に向かったものの電車に乗ったことがなく、切符の買い方も分からないので戻ってきました成瀬です。







(……漫才でも見よう)

まだ続いている漫才を見るためぼーっとしていた訳だが、どうやら漫才ではないらしい。





赤色頭の男の子、趣味は戯曲の台詞覚えときたあら不思議。



(これ、もしかしてもしかするとストリートACTというやつ!?)

生まれてこの方見たこともない風の噂で耳に入り込んできたストリートACTとやらを興味津々に見つめていると、綺麗なお姉さんと目が合ってしまった。

(ああああああ!?こ、ここここっち来ちゃう!)



はてさてあたしの運命や、いかに!?

次回、あたし、死ぬ。














うそぴょん
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