第52章 アンタが欲しい!
"ガラガラガラ…"
「何時だと思ってるネ!!」
特徴的な女の子が出迎えてくれた。
「ちょっと神楽ちゃん!まだ6時でしょうが!!
大切なお客さんに何言ってんの!」
眼鏡をかけた男の子も出てきた
女の子
「だって…もうすぐご飯の時間だから…」
男の子
「神楽ちゃん言いにくいんだけど…うちにはもう食べるものないよ」
女の子
「え!?うそネ!!だって昨日依頼…」
男の子
「銀さんがパチンコで使ったんだよ….まったく…」
斉藤
「………」
「おいッ!!テメーら玄関でピーピーピーピーうっせーんだよ!」
(坂田さんだ…)
この中で唯一知ってる人だ。
俺は頭を下げる
坂田
「ん…あんたは……」
斉藤
「…相談したい事がありまして……」
銀時
「仕事の依頼なら聞いてやるよ」
斉藤
「これで……」
俺は結婚してからみわに貯金など全て預けたから、
坂田さんに渡す報酬はみわに何か買ってやろうと毎月の小遣いを地味に貯めていたものだ。
俺は報酬を入れた封筒を坂田さんに渡した。
銀時
「ひぃ…ふぅ………確かに…これで交渉成立だな。」