第51章 終、初めての子守りの巻
★終ストーリー★
始を抱きながら回覧板の中身をチェックする。
たいした内容じゃなかったので、
パッと目を通してお隣に渡しに行く事にした。
(次は…ん?…なんて読むんだ?へどろ(屁怒絽)さんでいいのか?)
実は俺は全然近所付き合いをしていない、
そういうのはずっとみわに任せてきた。
(この際だから屁怒絽さんがどんな人か挨拶がてらに確認してみよう。)
俺は始を抱っこしたままお隣に向かう。
今日は天気が良いから、
始は眩しそうに目をパチパチしている。
斉藤
「眩しいな始…」
子供が産まれてくるまで、
こんなに子供が可愛いとは想像も出来なかった…
始の仕草1つ1つが可愛くて可愛くて仕方がない。
始
「( 'Θ' )」
家から出て少し歩くと屁怒絽さんの家……と言うか店の前についた。
斉藤
「……」
ごめんくださーいが言えず立ち尽くしていると、
背後から低い声で話しかけられた。
「いらっしゃいませ……」
斉藤
「…?」
後ろを向くと……