第51章 終、初めての子守りの巻
"ガラガラガラ…"
「コンニチワ斉藤サン…回覧板デース!」
玄関の戸を開けると、
斜め後ろのスナックお登勢で働いている猫耳の女が回覧板を持って現れた
斉藤
「……あ、ありがとうございます」
片手で上手に始を抱っこしながら回覧板を受け取った
「アレ、今日ハ、みわサンジャナインデスネ!
サテハ…逃ゲラレマシタカ?」
(逃げられたって…)
斉藤
「いえ…出かけているだけですけど」
猫耳さんの猫耳が気になってついついガン見しながら話してしまう。
斉藤
「(□_□)」
(神経通ってるのか?柔らかいのか?)
「チョッ……ナンナンダヨ!!
イヤラシイ目デ見ルンジャネーヨ!!!//////」
"ガラガラガラ…バタンッ!"
猫耳の女は顔を赤らめ何やら勘違いをしたまま
玄関の扉を激しく閉めて帰っていった
斉藤
「………」