第51章 終、初めての子守りの巻
AM10:00
庭で洗濯物を干していると何者かの視線を感じる
斉藤
「ん?」
視線を感じる方へ目を向けると、
裏の家の坂田さんが窓からウチを見ていた。
(……なにか用かな)
視線は俺に絡みつくほどにネバネバしている
(挨拶しといた方がいいか…)
俺は頭を軽く下げた
坂田さんは軽く手を振り返して来たが笑顔がない。
(なんなんだ?)
仕方がないから気にしないようにして…
洗濯物を干し終えた。
次は何をしようか眼鏡の位置を変えながら考えていると…
"ピンポーン"と家のチャイムが鳴った
始
「ふぇ……エーンエーンエーン!!」
チャイムの音に驚いたのか始が泣いてしまった。
斉藤
「よしよし…ほらおいで。」
始を抱き上げ玄関に向かう。
始
「( 'Θ' )」