第47章 私は沖田さんで沖田さんが私!?パニック!
★沖田ストーリー★
みわ
「はい、なんですか?」
エプロンをつけた俺が台所から顔を出した。
沖田
「ちょっ!なに普通に過ごしてるんでィ!!」
大きなお腹を抱えながら俺….いや佐藤に詰め寄る
みわ
「もうっ!私だって動揺してますよっ!!
だけど沖田さんにご飯作って…しっかり食べてもらわないと、
赤ちゃんが可哀想で!( *`ω´)」
オタマを持ったままプンプン怒ってる俺…いや佐藤
沖田
「怒るなよ、お腹の赤ちゃんがビックリするだろィ」
みわ
「す、すみません…」
しょげる俺…じゃなくて佐藤
沖田
「それより俺が寝てる間に何があったんでィ!?」
みわ
「いえ…なんでこうなったのか私にもよく分からなくて…
気づいたら沖田さんになっていて…
はやく元の身体に戻りたい…シクシクシク……」
俺の身体でシクシク泣き始める佐藤
沖田
「俺の身体でシクシクなくなよ!!
とにかく…今は泣いてる場合じゃねぇ。
早く屯所に戻らねぇと……
ほら行くぞ。」
みわ
「行くぞって…その身体で屯所に行っちゃ駄目です!!
夕ご飯食べて家でおとなしくしてて下さい!
今日産まれてもおかしくないんです!」
沖田
「え!?」
誰かに聞いた事を思い出す。
まるで鼻からスイカが出てくるような感じだと……
沖田
「((((;゚Д゚)))))))」
みわ
「私は1人でも大丈夫です!
直ぐになんか理由をつけて戻って来ますから、
それまでは夕ご飯を食べてゆっくりしていて下さい!」
沖田
「わかった。頼んだぜ、みわ」
みわ
「はーい!」
沖田
「あのさ、俺らしく頼むねィ……」
みわ
「沖田さんらしく?……承知!!」
不安で胸が痛い
(ほんと無事に戻ってこいよ…)
俺はお腹を撫でながら見送った