第6章 喋らない隊長
紙【隊長でありながら…
よく確認せず君を牢に入れてしまった…すまなかった】
マスクをして表情は目しか分からないけれど…
充分気持ちは伝わってくる。
みわ
「はい…承知しました………では私も…もう一度……」
斉藤
「 ? 」
私は斉藤さんの方に居直る
気持ちがより伝わるように顔と顔の距離をぐっと近づける。
斉藤
「 !! 」
みわ
「危ない所を助けて下さって…ありがとうございました。」
斉藤さんの方が座高が高いから
斉藤さんを見上げる形でしばらく見つめ合った。
斉藤
「……」
みわ
「……」
"バサッ!"
みわ
「!(´⊙ω⊙`)!」
また突然立ち上がる斉藤さん
みわ
「あの…」
"バタバタバタバタ"
そしてまた何も言わず救護室の外へ出ていってしまった。
(また用事を思い出したのかな…?)