第38章 初対面
暫く歩くと、
立派な屋敷の前に着いた。
みわ
「……」
立派過ぎてリアクションに困る
斉藤
「行くよ、おいで。」
門の前で言葉を失っている私の手を引き、
どんどん歩いていく。
すると……
お庭の隅にある蔵の方から1人の女性が駆け寄ってきた。
?
「終さま!終さま!!!」
女性は終さんに抱きついた。
みわ
「(´⊙ω⊙`)」
斉藤
「……」
ノート→(久しぶり元気にしてた?)
?
「元気にしていたわ〜、だってそうしてなきゃ、
終さん悲しむでしょう?」
女性は以前から終さんを知っているようで、
親しげに話しをしている。
?
「あら……そちらの女性は?」
終さんに腕を掴まれている私に気がついたようだ
斉藤
「嫁」
みわ
「!(´⊙ω⊙`)!」
?
「(; ̄口 ̄)」
終さんはノートではなく、自分の口で私を嫁と言った
(挨拶だけだったんじゃないの?付き合っていますって言う報告だけじゃなかったの!?)
?
「し、し、し、終さまが喋った!!!!!」