第38章 初対面
あっという間にこの日が訪れた。
雪がパラつく道を1つの傘の下…
肩を寄せ合い終さんの実家へ向かい歩いている。
横にいる終さんはアフロのカツラを外して私服の…素の姿…
私は…よそ行きの着物と終さんからもらった羽織りを着て指輪をつけている。
斉藤
「緊張してるの」
さっきから無言で歩く私に気を遣ってか話しかけてくれる終さん
みわ
「は…はい……」
(本当は少し悪阻で気持ちがわるい)
斉藤
「大丈夫…俺が側にいるから」
立ち止まり傘をさし持っていない方の手で手を握ってくれた
みわ
「はい////」