第37章 産婦人科へ
ゆっくり箸を進めていると、
今日にかぎって瀬戸さんが私の横の席にわざわざやってきた。
瀬戸
「なんだ馬鹿、今日は隊士らと話しながら食べないのか?」
いつもだったら、
隊士さん達と一緒に話しながら食べていた。
みわ
「う、うん…たまには1人で食べるのも悪くないかなって……」
瀬戸
「そっか。まー、そんな日もあるわな。」
みわ
「あの…1人で食べたい……」
瀬戸
「え?なに?え?なんか言った??」
わざと惚ける瀬戸さん
みわ
「もう……」
呆れてしまう。
瀬戸
「そう怒るなって…仲良しだろ?俺たち??」
みわ
「仲良し……まぁ、そうですけど…」
(安易に想像できるなぁ…。
終さんじゃなくて、瀬戸さんがもしお腹の子の父親なら…
わたしとっく打ち明けてるだろうなぁ〜)
瀬戸
「今日の拷問はちとキツイもんがあってさ……
こんな日くらい…
馬鹿に癒してもらわないとやってられねー。
何でも良いから話せ話せ〜」
みわ
「……そうですか……大変でしたね。
でもわたし…面白い話なんて何も……」
瀬戸
「誰が面白い話ししろって言った?
いいんだよ何でも。」
みわ
「何でも……」