第28章 お使いデート 前半
?
「それでぇ〜」
(あっ!お姉さんに追いついた!!)
終さんは声をかけるタイミングを見計らっているようでアタフタしている。
(助けに行った方が良いかなぁ……
今のままじゃストーカーとかに勘違いされちゃいそう…)
手に汗握りながら眺めていると
ついに終さんに動きが……
?
「もうっ!どうにでもしてぇ〜みたいな?」
斉藤
「すみません」
(あっ!話しかけた!!!)
?
「?」
終さんに呼び止められたお姉さんが立ち止まり終さんの方に振り向く、
斉藤
「これ…落としました」
ハンカチをお姉さんに差し出す。
(すごい!!終さん、凄い成長だよ!!)
?
「アタイのハンカチよこれ!!
ママ!ママ!!イケメンがアタイのハンカチを拾ってくれたわ❤️」
お姉さん集団に自慢をする"?"さん
斉藤
「それでは…」
終さんはお姉さん達に背を向け歩き出そうとした瞬間、
終さんの腕をママと呼ばれている人が掴んだ。
斉藤
「!」
ママ
「あずみのハンカチを拾ってくれてありがとうございますぅ〜
もし良かったら今晩店に遊びに来てくださいな!沢山サービスしてあげるから❤️」
終さんはお姉さん達に囲まれてしまった
斉藤
「……」
(終さん、固まってる!!大丈夫かな!?大丈夫なの!!?)
終さんの元へ行くか行かないか悩んでいると…
斉藤
「…すみません…女を待たせてるんで……」
?
「イヤァ〜ン!!女って…お兄さんフリーじゃないのぉ〜?」
斉藤
「では…」
別れを惜しむお姉さん達に背を向け、
私の方に向かって歩いてくる終さん……
(私以外とは話せなかった終さんが…話せた……
凄い!凄い!!)