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真選組三番隊隊長斉藤終と女中のラブストーリー

第16章 女心





暫く待っていると、



終さんが桶と手拭いを持って現れた。





みわ
「?」




斉藤
「ほら足拭かないと…」






(私の為に……)








みわ
「わざわざ持ってきてくれたんですか?

ありがとうございます!」





私は桶と手拭いを受け取ると、



汚れてしまった足の裏を拭きはじめる。





月光浴をしながらの足拭きは意外と気持ち良くて



ついゆっくり拭いてしまっている私を…



斉藤さんはせかさず、ただじっと見つめている。







"チャプ…チャプ……"









斉藤
「…頭…重いな…」











みわ
「?」








斉藤さんはそう言うと

アフロをスポット外して廊下に置いた。







(部屋以外でも外すの!?)






何もなかったかのよつに再び私の横に座って夜空を眺めている。







(やっぱり私はアフロヘアーも好きだけど…

サラサラのミディアムヘアの終さんの方がなんかこう…

自然だから好きだなぁ…)







そんな事を思った瞬間…



私は胸に激しい違和感を感じた。





(これ……なに………この苦しい感じ……

ううん…これ苦しいんじゃない…バクバクって言うか……)





みわ
「……うそ…….」







(……この気持ちは間違いない……)








斉藤
「ん?」





どうやら私は…恋をしてしまったみたいだ。





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