第4章 告白と転校生
「そんじゃあ、そろそろ教室いけば?つーかよ、今日転校生来るだってよ。俺んとこ」
「蓮のクラスに………………?ふ、ふぅん。女の子?」
「来るとき男子が美少女なんだってよー。とか言ってたし、そうなんじゃね?ま、心配しなくていーかんな。学年違っても女といえばゆりはだけだし」
………………////
好きなの?………………遊んでるの?どっちにしろ、私は大好きなのかもしれないんだよね。蓮のこと。
「べっ、べつに、心配なんかしないし!」
「あっそ。んじゃ嫉妬か?」
「バカ!………嫉妬なんてするわけないでしょ!」
するよね………絶対。
胸がズキズキするだろうな~。嫌だな。
「それじゃ、私は自分の教室いくから。」
私と蓮の教室は校舎が違う。だからあんまり会えないんだよね。だから、今ここで別れたら今日一日中会えない可能性もある。
「おう。そんじゃあな」
少し笑って手をふる蓮。
それに私もふり返した。
別れたすぐあと、また雄ちゃんと会って教室まで一緒にいった。
ガラ………………。
「あ、雄ちゃんとゆりは!おはよんっ♪」
そう言って私と雄ちゃんに手をふったのは、岬。
「あれ?岬って、私達とクラスちがったよね?」
「うん!ちょっとこっちのクラスに用があったの。」
「そっかぁ。」
「それじゃね。今日って、先輩と帰る約束とかある?」
「え?特にない………けど?」
「そうなんだ。それじゃあ一緒に帰らない?ゆりは最近先輩と帰ってるから、たまには一緒に帰りたいな………とか。」
「うんいいよ!」