• テキストサイズ

ドS喧嘩王子!?

第3章 勉強


「それじゃ、蓮っ!もうあんたしかいないっ!」

「俺?ああ、別にいいけど?」

やった!今年は一人じゃないっ!

「やったぁ!」

あれ?もうこんな時間!?

「ごめん。私帰るね。」

「おい。なんでだよ?勉強してなくね?」

「いいんだってば!お姉ちゃんの最後のご飯…冷めちゃいけないし…ね?」

「そう…だな」

ガチャ…

ザーーーーー

やばっ。雨!?聞いてないよぉ〜。こうなったら全力疾走だぁ!


(家)


「はぁ…はぁ……着いた」

ガチャ

「ただいまー。は…いらないんだっけ?さすがにもう出てってるよね。」

一人…ねぇ。お姉ちゃんが仕事のときで慣れてるけど、帰ってくるってわかってたから平気だったんだよね。今はもう…帰ってこないし。

タッタッ…

これ、ご飯か。あれ…?置き手紙?

------------------------------

ゆり。ごめんね。ゆりって
すぐ泣くから心配だな。
ときどき遊びに行くから。
それから、暇だったら
いつでもメールとか電話
とかしてね。忙しくて
いけないときは拓也に
行ってもらうから…。
ゆり。あんたは一人
なんかじゃないよ。
素敵な仲間がいるじゃない。
誰に頼ってもいいのよ。


柚子絵
------------------------------

お姉ちゃん…。大好き…。

ガタン

これが、お姉ちゃんの最後の…ご飯。

「美味しい…。」

私はそのあとベッドに寝転んでそのまま眠りについた…。
/ 37ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp