第2章 放課後
ピピピピッ
返事はやっ!!
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まじよかった。
んじゃ、また明日な
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え…もしかしてもしかしなくても……これだけなわけ??
なによ。あんなやつ「しょせん」あれよあれ。
プルルルルルッ
「誰だろ?」
ピッ
《もしもし?俺。お前急だけど怪しいぞ》
「ゆ、雄ちゃん!?何よ急に!!」
《だから急だけどっつったじゃん》
「ほんと急すぎる!!」
《それにさ、岬と帰ろうとしたけど岬彼氏と帰るみたいだったから一人で帰ったんだが、お前と先輩が帰ってるとこ………見たんだよ》
やばっ。
「えっ!?ゆ、、、雄ちゃん。なんかの見間違いじゃない…………かな?」
《いやっ、ぜってーにお前だった。お前が照れるときにする耳に髪をかける癖をやってたんだぞ?顔からしてもお前だった!!》
ど…どんな癖よ。てゆうかさすが雄ちゃん。私の癖までわかるなんて。これは嘘つくわけにはいかないよね。
「はぁ……わかったわよ。」
私は拓也さんのときと同様に雄ちゃんにすべてを話した。
《お前が好きなら付き合えっ!!!》
拓也さんと同じこと言ってる……。
「でも!それがわかんないだよ」
《好きかどーかわからねーってアホだな。てゆうよりまず第一、先輩って今まで彼女作らずだったのになんでだ?急に》
「知らないわよ、そんなの。それにまだ鬼怒川が私のこと好きかどうかもわかってないんだから。というよりもう遅いし寝るわ」
そう言って私はプチッと電話を切った。
「もう寝よ」
私は目を閉じてそのまま眠りについた。