第9章 自分の気持ち
少しすれば、唇を離して薬研を見つめる
『っ……これでいいっ…?』
「あぁ。よし、帰るか…」
薬研はその場から立ち上がれば、私の手を握り立ち上がらせてくれる
『うんっ……薬研大好きだよ?』
「っ、あんま言うな…理性きかなくなんだろっ…」
『いいよ?薬研だから…』
「言ったな?んじゃあ帰ったら食っちまうぞ」
薬研と手を繋ぎながら自宅までの道程を歩く
その時間がすごく幸せで、もう離したくないと心の底から思った
『食べるの?それじゃあ、優しくしてね?』
「それは、約束出来ねぇなぁ」
そんな話をしながら自宅まで帰ってきた