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【R18】あなたは誰を選びますか?

第6章 揺れる揺れる


〜ななしside〜




私はシャーロットの部屋から出て廊下を歩いていた。


シャーロットに部屋部屋の連れ込まれた後、ひたすらに昨日の夜何があったのか質問ぜめをくらった。
ある程度のことは正直に答えたが、キスのことは一切口にしなかった。
あれはシャーロットであって、本来のシャーロットではないし、ここで言っても仕方ないことだと思ったから。

一通り説明を終えると、シャーロットは



シャーロット 「そっか…迷惑かけて、ごめんね…」



と言ったが、その表情は納得しきったものではなかった。
まぁ、無理もないだろう。
私の説明はなんとも不自然だったから。






ななし 『はぁ…』



また嘘ついちゃった。
さっきアベルを傷つけたばかりだったのに。
シャーロットに嘘がバレるのも時間の問題か…。


深い後悔の中、私は仕事にとりかかった。








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



よし、これで終わりだ。
私は夕食後の片付けを終え、一息ついた。

今日はすごく疲れちゃったな。
結局アベルとは口はもちろん聞けるはずもなく、私が通りかかれば逃げるように早足に去ってしまう。
全部私のせいだ。



落ち込んでいればコンコンとドアを叩く音がした。
ドアに振り返るとジョシュアさんが立っていた。




ジョシュア 「お疲れ。今日は疲れただろう?明日は休んでいいからこれから俺たちと飲まないか?」

ななし 『そんな…っ、休んでなんかいられないです!』

ジョシュア 「大丈夫だって。君、酒は飲めるかい?」

ななし 『…はい』

ジョシュア 「よし、じゃあ行こうか。今日は酔潰れるまで飲んでいいからな。」

ななし 『それはちょっと…』

ジョシュア 「はははっ」





お酒に誘われるなんて思ってもなかったけど、すごく久しぶりだし少しだけいいかな。


私はお酒にはそこそこ強かったし、好きだったから現世でもよく友達と飲みに行っていた。
ちょっと楽しみ。




だが、ふとアベルが頭をよぎる。
アベルもいるのかな…
どうしよう。


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