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恋にまみれて【HQ多ごちゃ混ぜ.短編集】

第11章 受験必勝法【白布賢二郎】企画作品




家に帰ってから、すぐ電話をしたので、制服のままだった


私は、"行けるけど..."と答えると、白布が続けた



"あのさ、封筒持って一緒に開けない...?俺がしたいって思ったんだけど....."


_____"2人で合格する"


私たちの目標を達成するうえで、たしかに、同時に見た方がいいかもしれない


「わかった、じゃあ、今から向かうね。絶対見ちゃダメだよ...?」

"わかった、俺も行くよ。山田さんこそ、見ないでよ?"


お互い釘を差しながら、家を出た


怖い、でも、2人でなら、越えられるかもしれない









そう思っているうちに、私たちの3年1組のクラスに着く


そこには、まだ誰も居なくて心細い
外から聞こえる、吹奏楽部の演奏の音
部活での、青春の声
楽しそうに笑う声


それらでさえ、私の心を乱す
早く....きて....






白布「____ごめんっ!信号が.....」

そう言って、駆け込んで来たのは白布だった





先生を呼び、3人で、1対2状態だ


私たちはとなり同士に座って、深呼吸をした











封筒の封をゆっくり...ゆっくり、丁寧に開ける

中の手紙に手をかける
あ、これが...結果


口から心臓が出そうだ。
変な汗をかく







私達は同時に、結果の紙を封筒から引き抜いた

















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