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恋にまみれて【HQ多ごちゃ混ぜ.短編集】

第11章 受験必勝法【白布賢二郎】企画作品



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二学期、どの私立に願書を出すのか決めておくように、と先生が教卓の前で話をする


休み時間


兼「おいっ!山田はどこ受けるんだよ?」

「おうふっ....」

隣の席の兼やんが私の机を思いっきり"バンッ!"と叩きながら、聞いてくる。先生には白鳥沢を勧められたけど、気が進まない...


「うーん...青城か、白鳥沢かな~?」

兼「うげっ...どっちもバリバリ進学校じゃねーか...」

兼やんは"うっわー"と言いながら苦笑い

そんな会話をしていると、白布が入ってきた


白布「山田さんも、白鳥沢受けるの?」


今の話を聞いて、気になったのだろう。
白布は少し期待の眼差しでこちらを見てくる
私は、軽く答えた

「うーん...まだ決めた訳じゃないけどね。でも、少し頑張らないとだし...どうしようか迷ってる.....。」

そう言うと、白布ははにかみながら返す

白布「いいな~...俺は結構頑張んないとだよ...。それに、白鳥沢受ける人少ないから何か知ってる人がいて安心した...」







それが私の私立第一志望校決定の瞬間で...




白布「まぁ...でも、俺は専願だけどね....一緒に合格出来るといいな!」





これが、白鳥沢を専願にしようと決めた理由だった






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