第17章 路地裏イチャイチャin宮侑and治【企画作品】
女子生徒「あっ、あの...侑君!話があるんやけど、付いてきてくれへん...?」
学校の授業が終わり、部活が始まるにはまだ少し早い時間。
その女子生徒は顔の整った黒髪の男子に話しかけた。きっと、告白をしようと勇気を振り絞って話しかけたのだろう。
しかし、その男子は少しばつが悪そうな顔をしてこう言った
「あー、悪いんやけど、俺...治やねん。侑なら多分もう部活行ったで」
女子生徒「え...あ...そうなん!?ご、ごめん!おおきに!」
女子生徒は人違いだったと分かり、顔を赤くさせながらその場から走り去っていった
それをたまたま見ていた私は呆れながらその男子に話しかける
「お前なぁ...あんな酷いことしていいんか?おい、侑??」
侑「やっぱ、夢香にはバレとるなぁ...」
「当たり前や!どアホ!!何年一緒に居ると思っとんねん」
コイツにはそっくりな双子がいる
そして、コイツはさっき呼び出されてた侑の方で、あの女子生徒はコイツの兄弟の治の元へ向かった訳だ。
「かわいそーにな...あの子...」
侑「なら、夢香が助けに行ってあげたらいいやんか」
「んなめんどいこと...するわけないやろ」
侑「せやな~...夢香やもんなぁ」
「シバいたろか?あ"?」
そのあと、めっちゃ怒った治がやって来て、侑に一発蹴りを入れた
治「自分何したか分かっとん?あ"ぁ?これで3回目やぞ?此方の身にもなれクソブタがッ!」
侑「ちょっ...堪忍してーな...しゃーないやろ?」
治「しゃーなくないわ!何でお前への告白を俺が丁寧にお断りせなあかんのや!」
侑「わ、分かったて!ちょっ、夢香助けてーな!」
「自業自得や、アホ」
私はそう言って鼻で笑った