• テキストサイズ

恋にまみれて【HQ多ごちゃ混ぜ.短編集】

第15章 時が経っても君を呼ぶ【赤葦京治】






赤葦「前世、山田さんはお嬢様で俺は執事だった...って言ったら驚く?」

「__え...?」


意味が分からなかった
そんな夢みたいな...昼の夢があるわけない

私は何も言わずに押し黙る
すると、どこか悲しそうな声が聞こえる


赤葦「....冗談だよ。驚いた?」



声のした方を見て、固まってしまった
笑っているのだろうけど、悲しそうな

そんな表情に心が痛んだ


ここで、何か言わなければいけない
なのに、何て声をかければ良いのかわからない




どうすれば...どうすれば良い?


どうすれば____










______プツン__












「...京治.....?」





赤葦「...!」


プツンッと何かが切れた瞬間、全てが分かった


____そう、前世の....記憶


そうだ、赤葦君は私の執事...京治だ....





赤葦「.......夢香様....?」


不安そうに、でも笑いながら恐る恐る声をかけてくれる


「あぁ、思い出した。京治.....」






赤葦「.....良かった.....本当に、良かった....」




京治は安心仕切ったように泣笑いながら答える



「__忘れててごめんなさい。でも、もう忘れない.....」


そう言うと、京治目を見開いて、そして優しく微笑んだ




赤葦「今度こそ、貴女を守り抜いてみせる__」






京治はそう言って私を強く強く抱き締めた



私もそれに答えるように抱き返した















end.








/ 151ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp