第26章 夜の姫はご乱心!?①(信長ルート)
うっ… はぁっ…
静かな夜の天主に、色めいた息遣いが響く。
俺の指で一度目の果てを迎えた迦羅が、今度は俺自身を丁寧に刺激している。
すでに熱く硬くなったそこは、迦羅の舌になぞられるたびに脈打つのがわかるほどだ。
ピチャ…ピチャ…
いかん。
早く迦羅が欲しい…
「…迦羅」
俺のもとに埋めた顔を上げさせると、迦羅は一瞬驚いたような顔をし、そして微笑む。
迦羅に与えられた甘い快感に、きっと俺はだらしのない顔をしているのであろう。
だが、貴様に見せるのならば構わん。
「貴様が欲しい」
再び華奢な身体を押し倒して、確かめるように柔らかな秘部に指を這わせてみれば、そこにはねっとりとした濃い蜜がまだ溢れ返っていた。
「あぁっ、ん…」
蜜でトロトロになった合わせ目に、硬い自身をあてがう。
「もう入ってしまうが?」
本当はすぐにでも犯したい。だが、まだ聞いていない。
俺を欲しがる言葉をー。
待つ間も意地悪く自身の先で刺激を与えた。
「あんっっ…信長、様…いじわる、しないで」
気持ち良さともどかしさとで、最早余裕のない顔。
「早く、信長様が…欲しいの」
ようやく言ったな。
このまま待たされれば俺はおかしくなっていたぞ。
腿を持ち上げ、露わになったそこへと一気に腰を沈める。
「あぁっーー!」
迦羅は、やってくる快感を全て呑み込んだ。
ひとつになった身体は更にいやらしく音を立て、互いを乱れさせる。
「あぁんっ、あっ…ああ」
俺のもので奥深く突かれると、迦羅の濡れた声が夜に響く。
腰を押さえる俺の腕に、快感を受け止める迦羅の手がしがみついた。
「…感じるか…っ」
「ん、気持ちい…い」
愛する女が俺の手で溺れていく姿がひどく愛おしい。
繊細で壊れてしまいそうな程に美しく、愛らしい。
規則正しく、激しくも時に優しく押し寄せる波に…息を乱し、目を潤ませた貴様は、俺だけのもの。
今も、これからも…
「あぁ、信長様ぁ…もう…」
「うぅっ…」
俺だけを感じていれば良い。
貴様が恋しいと思うのは俺だけだろう?
人肌がどれ程に狂おしいものか、嫌というほどに教えてやる。
完